「SPF」と「PA」の違いは?どっちが大事かなどの疑問を解決
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日焼け止めを選ぶときに必ず目にする「SPF」と「PA」。なんとなく数値が高いものを選んでいませんか?この記事では、それぞれの意味や違い、使い分けのポイント、さらに肌への負担やおすすめアイテムまで詳しく解説します。
目次
SPF・PAとは?それぞれの役割
日焼け止めに記載されている「SPF」と「PA」の役割を知るうえで、まずは知っておくべきことは「紫外線(UV)」について。
ひとくちに紫外線といっても、波長の長さや影響する部分によって3種類に分けられることをご存じですか?
UVの違い
UVA(紫外線A波) | ・地表に届く紫外線の役9割を占め、波長が長いため肌の奥の真皮にまで届く ・シワやたるみの原因になる |
---|---|
UVB(紫外線B波) | ・表皮にダメージを与え、赤く炎症を起こす ・メラニンの生成を促すことで、シミやそばかすの原因になる |
UVC(紫外線C波) | ・オゾン層に吸収されるため、通常は地表に届かず、私たちの肌には影響しない |
太陽の光は、赤外線・可視光線・紫外線に分かれます。このうち、肌に影響を与えるのが「紫外線(UV)」です。
紫外線には「UVA(紫外線A波)」「UVB(紫外線B波)」「UVC(紫外線C波)」がありますが、私たちが日常で気をつけるべきなのはUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の2つ。
SPFとPAの違い
▼SPFとは
- UVB(紫外線B波)=赤くなる日焼け*¹、シミ・そばかすの原因に対応
- SPF1=約20分防御*
*¹ サンバーン
*² SPF50で約16時間(あくまで目安)
SPF(Sun Protection Factor)は、UVB(紫外線B波)から肌を守る指標です。UVBは、肌が赤くなる日焼け(サンバーン)を引き起こす紫外線で、炎症や皮膚がんの原因にもなります。
▼PAとは
- UVA(紫外線A波)=老化・シミの原因に対応
- PA+〜++++までの4段階。+が多いほどUVAの防御力が高い
PA(Protection Grade of UVA)は、UVA(紫外線A波)への防御効果を示します。UVAは肌の奥に届き、シミやシワ、たるみといった光老化の原因になります。
【結論】どっちが大事?
SPFもPAも、どちらも紫外線から肌を守るために大切。ただし、「何を重視するか」によって選び方が変わります。
「UVBを防ぐこと」を重視する方はSPFを、「UVAを防ぐこと」を重視する方はPAを重視するとよいでしょう。
【選び方】SPF・PA、どちらを重視すべき?目的別に解説
- 日常生活や短時間の外出:SPF30/PA+++程度で十分
- 屋外レジャーや炎天下:SPF50+/PA++++推奨
目的や使用シーンに応じて、SPFとPAの数値を選ぶことが重要です。
強すぎる日焼け止めを日常的に使うと、肌への負担が増す場合もあります。TPOに応じて使い分けましょう。
【効果と持続時間】SPF50+/PA++++って本当に必要?肌に悪い?
使用シーン | SPF値 | PA値 |
---|---|---|
・買い物 ・通勤通学 ・家の中 |
SPF10〜30 | PA+~PA++ |
・短時間のレジャー ・短時間のスポーツ活動 ※2時間程度の外活動 |
SPF30〜50 | PA+++ |
・登山 ・ハイキング ・スポーツ観戦 |
SPF30〜50 | PA++++ |
・マリンスポーツ ・炎天下でのレジャー |
SPF50~SPF50+ | PA++++ |
数値が高いと肌への負担はある?
SPFやPAの数値が高いほど、紫外線防御力は上がりますが、その分紫外線をカットする成分も増える傾向があり、人によっては肌に合わない場合もあります。
「とにかく数値が高ければいい」という考えではなく、「その日どれだけ紫外線を浴びるか」に合わせて選ぶのが正解。
さらに、どんなに高機能な日焼け止めでも、こまめな塗り直しがなければ効果はキープできません。
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*¹ メーキャップ効果による
*² シロキクラゲエキス(保湿成分)
【Q&A】日焼け止めのSPF・PAに関するよくある疑問
Q1.SPFとPA、どっちが大事?
A.どちらも大事です
どちらも必要です。SPFはUVB対策として、PAはUVA対策としてそれぞれ別の機能を持っています。
Q2.PA+++とPA++++の違いって?
A.PA++++のほうが、紫外線A波をより長く防げる
PA++++の方が、紫外線A波(UVA)に対する防御力がより高く、長時間ガードできます。強い紫外線を浴びる機会があるのなら、より防御力の高いものを選ぶのが安心です。
Q3.SPF50って肌に悪い?
A.肌質によります
SPF50が必ずしも肌に悪いわけではありませんが、紫外線をカットする成分が多くなる傾向があるため、肌に合わない場合も。使用シーンに合わせて選ぶのがベストです。
Q4.SPF30じゃ足りない?
A.室内や日常ならOK。屋外ならSPF50+推奨
日常生活や室内中心の生活ならSPF30で十分です。長時間屋外にいる場合やレジャーの際には、SPF50+を選びましょう。